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report-2022

【Mt.FUJIMAKI 2022】ライヴレポート

10月1日

今年で5年目を迎えるMt.FUJIMAKI が、3年振りに山中湖のほとりに帰って来た。

2018・19年はここ山中湖交流プラザ「きらら」で開催され、20年はコロナ禍で中止、21年のオンライン配信を経て、待望の現地開催。

しかも天候は、地元・山中湖村の村長も「最近でこんなに晴れたことはない」と言う、とびきりの快晴。

ステージの向こうに富士山を仰ぐ最高のロケーション、アーティスト、観客と共に、大自然の中で音を楽しむ2日間がいよいよ始まる。

「何よりもうれしいのは、天からの恵みと言いますか、青空と、素晴らしい富士山が顔を出してくれています。我々の演奏を聴きながら、神々しい富士山を眺めながら、秋晴れの2日間を楽しんでいただけたらと思います」

晴れやかな笑顔の、藤巻亮太の開会宣言。

そして山中湖村村長、高村正一郎氏の、ユーモアを交えた熱い挨拶。

続いて、山中湖中学校のジャズバンド、BLUE LAKE BEATのご機嫌な演奏。

3年前と同じ光景だが、3年前と違うのは、誰もがこの場にいられることを、当たり前だと思っていないこと。

この素晴らしい時間を、余すことなく楽しもうとしていること。

「2年ぶんの思いを込めて2日間、お届けします。富士山が見守ってくれるロケーションに、感謝を込めながら歌います」

初日のトップを飾るのは、藤巻亮太のアコースティックセット。激しくギターをかき鳴らす1曲目「雨上がり」から、あふれんばかりのやる気がみなぎる。

そして清涼感に満ちた「朝顔」から、「光をあつめて」へ。

10年前、東日本大震災の悲しみの中から力強く生まれたこの曲が、ソロデビュー10周年を迎えた今年、コロナ禍の中で未だにリアリティを持って響くことに、いわく言い難い感慨が心をよぎる。

普遍性を持つ歌は時代を超える。

2017年のアルバム『北極星』に入っていた「マスターキー」もその一つ。

自分の小さな世界を抜け出して、広い世界へ旅に出よう。すがすがしくフォーキーな曲調が、雄大な風景によく似合う。

そして時代を超える普遍的なメッセージといえば、もちろんこの曲。

10月の青空の下で聴く「3月9日」は、天の恵みを得てひときわ意味深く、力強く響いた。

全5曲、一番手にふさわしい、山梨の大地への感謝の贈り物のような、気持ちのこもったパフォーマンス。

本番前、サウンドチェックで歌う「浅草キッド」から、すでに全集中のパフォーマンス。

二番手の竹原ピストルは徹頭徹尾、熱く激しく容赦なく、すべての観客の目と耳をステージに釘付けにする。

アコースティックギター1本抱え、1曲目「おーい!おーい!!」から、語るような叫ぶような激しい歌声で圧倒する。

そうかと思えば、「よー、そこの若いの」「みんな~、やってるか!」と、観客に手拍子を求め、お祭りノリでいつのまにか全員を巻き込んでしまう。

「逆の立場だったら、快晴の土曜日のこんな時間に、竹原ピストルは絶対聴きたくないです」

自虐的なセリフで笑いを誘い、「あったかくしてくれてありがとうございます」とひとこと。

この無骨さ、素直さ、愛らしさ。なんて人間的魅力あふれる男だろう。

さらに、中島みゆき「ファイト!」、吉田拓郎「落陽」と、尊敬するアーティストのカバーを続け、ラストは「Forever Young」。

全9曲を全力でやり切って「お世話になりました」と頭を下げる。

快晴の土曜日の真昼間に聴く竹原ピストル。悪くない。どころか、とても素晴らしい。

午後2時ちょうど、橋本絵莉子は、ドラム、ベース、ギターを従えたバンドセットでステージに現れた。

きりっと骨太でタイトなバンドサウンドを誇示するインスト曲から、ソロデビューアルバム『日記を燃やして』収録の「かえれない」へ。

凛として透明感あふれる歌声は、チャットモンチー時代からまったく変わらない。

愛らしい見た目も、驚くほどに変わらない。

新曲「宝物を探して」は、手拍子いっぱいに明るく弾んで。

チャットモンチーの「恋愛スピリッツ」は、暗い情念の炎を燃やして。

心の動きに忠実な、自然体のパフォーマンスが心地いい。

「みなさんは山梨の方ですか? 四国、徳島から来てる人います? 私だけかな。四国も山が多くていいところなんですけど、山梨もすごくいいところだと思います。思いますよね?」

世間話をするみたいな、ほっこり柔らかな徳島弁が愛らしい。

「今日がインフィニティ」「ワンオブゼム」と、ラストを締めくくるのも、肩の力の抜けたシンプルなロックナンバーだ。

気負わず飾らず、橋本絵莉子らしさを存分に振りまいた、全7曲のあたたかい時間。

「ここからはMt.FUJIMAKIバンドの演奏に乗せて、各アーティストの音楽をお届けしたいと思います。いろんな楽曲を演奏させていただく、ミュージシャンとしてこんなにうれしくて刺激的な時間はないと思っています」(藤巻亮太)

ピアノ、桑原あい。ベース、御供信弘。ドラム、片山タカズミ。キーボードでバンマス、曽我淳一。ギター、真壁陽平。

百戦錬磨のメンバーに藤巻がギターで加わるMt.FUJIMAKIバンドをバックに、笑顔でステージに登場したのは中島美嘉だ。

まずは藤巻のリクエストによる、最新アルバム『I』に収録された明るく激しいロックチューン「HELLO」を歌い、その後はせつない叙情にあふれたバラードがずらりと並ぶ。

2年前の藤巻亮太と中島美嘉のコラボ曲「真冬のハーモニー」から、「桜色舞う頃」、そして「ORION」へ。

誰もがただステージを見つめ、耳を傾けることしかできない、ぴんと張り詰めた緊迫感。

「タイトルは衝撃的ですが、決して後ろ向きな歌ではありません」

そう紹介した「僕が死のうと思ったのは」は、タイトルとは裏腹に〈生きること〉への希望を託したメッセージソング。近年の彼女の代表曲の一つだ。

続けて大ヒット「雪の華」を歌い、ラストは再び激しいロックチューン、主演映画『NANA』主題歌の「GLAMOROUS SKY」を激しい身振りで歌いきる。

明るい激しさと、心をえぐるせつなさと。彼女の二面性をしっかりと堪能できた、貴重なステージだった。

歌詞の最初のフレーズで観客を総立ちにさせ、音のタイムマシンに乗せて〈あの頃〉へと一瞬で引き戻す。

PRINCESS PRINCESS時代の大ヒット「世界でいちばん熱い夏」「Diamonds」からスタートした岸谷香のステージは、変わらぬパワフルでキュートな歌声で、新しい世代の観客をも魅了する、実に華やかなものだ。

「今日はこの素晴らしい景色の中、歌えることがとってもうれしいです。どうぞ最後まで、楽しんで帰ってください」

最新作『Unlock the girls 3 –STAY BLUE-』からの「STAY BLUE」は、エレクトリックギターをかき鳴らす元気なロックチューンで、ウーリッツアー(電子ピアノ)を弾いて歌う「ミラーボール」は、藤巻との息の合ったデュエットソング。

PRINCESS PRINCESS時代の名バラード「M」は、ピアノとエレクトリックギターを弾き分けてとことんエモーショナルに。

ロックで明るい「ハッピーマン」は、リードギターを弾きまくりながらどこまでにアグレッシブに。

そして最後は藤巻のリクエストによる「パパ」を、ピアノ弾き語りでしっとりと。

新旧取り混ぜた贅沢すぎるセットリストで、全世代の観客を虜にする。

なんて多幸感あふれるパフォーマンス。

西日が富士山の向こうに隠れ、空気が一気に冷え込んできた午後5時20分、今日のラストアクトが満を持してステージに上がった。

その人に憧れて、中2の時に初めて買ったというレスポールを構えた藤巻が、興奮気味にその名を告げる。

「今日は一緒にできるということで最高の気持ちです。奥田民生さんです!」

1曲目は「愛のために」。

藤巻少年が憧れた、これが自然体のロックの理想形。

「今日は全部藤巻セレクトなので。やらせていただいてます」と奥田が言うと、すかさず「神セトリかもしれませんよ」と藤巻が自画自賛。

曲は「人の息子」、そしてYouTubeチャンネルでの共演はあったが、2人での共演がライブステージの上では初めて実現した「粉雪」のセッション。

奥行きと厚みのある奥田のシャウトと、鋭さとせつなさを込めた藤巻のシャウト。かつてなく骨太で力強い「粉雪」だ。

「ここからは、伝説のバンドの曲をやろうと思います」

お茶目な奥田のMCからの、ユニコーンの「ヒゲとボイン」、そして藤巻の感激が直に伝わる、息の合ったツインリードが聴けた「すばらしい日々」。

ソロ曲に戻って「さすらい」は、奥田と藤巻のハモリが、まるでビートルズのように聴こえる。

そしてラストを締めくくる「イージュー★ライダー」。

藤巻が神セトリと胸を張るのもよくわかる、代表曲連発で夕暮れの寒さを吹き飛ばした全7曲、40分の圧巻のステージ。

最後は全員がにこやかに記念写真に収まり、Mt.FUJIMAKI 2022の初日は終わった。

各アーティストの熱演はもちろん、会場外でのフードコーナー、今回初登場となるキャンプギアの展示販売も盛り上がった。

家族連れを含む幅広い年齢層の観客が、思い思いのスタイルでフェスを楽しんだ。

そして何より、最高の晴天と雄大な富士山がずっと見守ってくれた。

やはりMt.FUJIMAKIはこの場所でやることに意味がある。

3年振りにあらためて実感した、素晴らしい1日だった。

10月2日

昨日の天気を快晴と言うならば、この日の天気は超快晴と言うべきか。午前11時、見渡す限り雲の一片も浮かんでいない、富士山と山中湖の絶景に切り取られたフレームの中で、朝一番の挨拶に立つ藤巻亮太の声も弾んで聞こえる。

「Mt.FUJIMAKIという、僕の名前が入っているんですけど、僕が主役のフェスではありません。みなさんで作るフェスです。富士山の名前をお借りしているので、富士山に恥じないようなフェスにしたいと思っています」

この日最初のパフォーマーは、藤巻とは長い友人であり音楽仲間、Salyu率いるコーラスグループ、Salyu(×salyu)だ。

グループの特徴は、Salyu、ヤマグチヒロコ、加藤哉子によるクラシカルでプログレッシブなコーラスワーク。

羊毛こと市川和則をギターに迎え、1曲目「朝の讃美歌~アレルヤ」を皮切りに、三声コーラスにクラップやタンバリンを重ね、複雑なリズムと美しいメロディを組み合わせて独自の世界観を作ってゆく。

「今日は山梨の素晴らしい大自然の絶景と、みなさんの心と、声に寄るハーモニーで、共鳴していければいいなと思っています」

椅子に腰かけ、譜面をめくりながらのアカデミックなスタイルだが、堅苦しさはまるでない。

彼女の子供の頃の思い出の曲だという合唱曲「天使と羊飼い」をはじめ、クラシックやヨーロッパ民謡などを思わせ素朴なメロディと、美しい三声コーラスの響きは、どこか牧歌的で、この場所の空気によく似合う。

彼女の代表曲の一つである「to U」も、この土地の大自然に捧げる奉納の歌のような、神聖さを帯びる。

2日目の幕開けを飾るにふさわしい、心洗われるステージだ。

二番手を飾るのは、今回最も年齢が若い新進バンド、Saucy Dog。

シンプルなスリーピースの良さを前面に打ち出し、1曲目「リスポーン」から、観客のハートをがっちりと掴みにかかる。

ボーカル&ギター石原慎也の伸びやかな歌と、ドラムせとゆいかの可憐なコーラスを生かした、瑞々しい青春応援歌と、せつなくリアルな恋愛ソング。

「今回の出演者の中で私たちはちょっと異質かも」とはにかみながらも、ケレン味ない演奏ぶりで、まっすぐに観客と向き合う姿勢がいい。

「私たちにできるいいライブは、いつも通りなので。いつも通りのライブをして、帰ろうと思います」(せとゆいか)

すれ違う恋愛の風景を女性言葉で生々しく描く、YouTubeでのスーパーヒット「シンデレラボーイ」や、世代を超えた応援ソング「優しさに溢れた世界で」など、歌詞に込めたドラマ性やメッセージ性を何よりも大切にするバンド。

盛り上げるだけはなくしっかり聴かせる、いつも通りのライブをやり切った3人に、惜しみない拍手が送られた。

午後1時40分、たぶんこの日最も気温の上がった時間帯に、ステージに上がったのは小山田壮平だ。

3人のバンドを率い、ラウドでサイケデリックなギターロック「アルティッチョの夜」で幕を開けたライブは、レイドバックしたブルースロック「旅に出るならどこまでも」、スティールギターの音色が美しいカントリータッチの「スライディングギター」など、ノスタルジックなバンドサウンドで観客を魅了する。

「今日は最高のお天気です。こんな素晴らしい日に呼んでいただき、ありがとうございます。藤巻さん、みなさん、ありがとう」

近年のソロ曲を中心に、「1984」や「ベンガルトラとウィスキー」など、andymori時代を知る者にはたまらないセットリスト。

空がこんなに青すぎると、と歌う「16」を、本物の青空の下で聴くと、悲しいようなうれしいような不思議な気分にとらわれる。

一人語りの青春小説のような、詩的なインスピレーションあふれる言葉と、語り掛けるような親密な歌。

ラスト「投げKISSをあげるよ」まで全9曲、MCもそこそこにひたすら歌う、すがすがしいパフォーマンス。

さあ、南の島から熱い風が吹く時間がやってきた。「あなたに」で勢いよく幕を開けたMONGOL800のライブは、盛り上がる気満々で冒頭から総立ちの観客の後押しを受け、ぐんぐん熱気を増してゆく。

「最高に気持ちいいじゃないですか。今宵は宴じゃ、Mt.FUJIMAKIでパーティーじゃ」

キヨサクの陽気な呼びかけから、初期の代表曲「PARTY」、そして近年のトリビュートワークスの中から、ユニコーン「大迷惑」をカチャーシーのビートで奏でるカバーなど、新旧取り混ぜてぐんぐん飛ばす。

サポートのトランペットとサックスが、熱狂の炎に油を注ぐ。

極めつけは突如現れた男性ダンサーで、黒パンツに赤タンクトップで踊りまくる姿に、場内は爆笑の渦。

「沖縄の風を吹かせすぎました」と笑うキヨサク。

盛り上げるためには何でも使う、これがモンパチ流のパーティーだ。

ラストは、シリアスなメッセージ性の強い「琉球愛歌」をじっくり聴かせ、「小さな恋のうた」「DON’T WORRY BE HAPPY」と超人気曲を連ねて締めくくる。

南の島から吹く風は、富士山を照らす太陽の陽気に感化され、激しく強く暴れ回り、みんなを笑顔にしてあっと言う間に去って行った。

西日がまぶしい時間に差し掛かると、Mt.FUJIMAKIバンドと、真心ブラザーズが奏でる大人のロックの時間が始まる。

「拝啓、ジョン・レノン」「BABY BABY BABY」と、フルパワーで歌いきったYO-KINGが「なんかすげぇ声出るわ」と、富士山を振り仰ぎながら一言。

どうやらこの場所には、歌い手のパワーを引き出す何かがあるらしい。

懐かしの「どかーん」から、10月26日リリースの最新アルバム『TODAY』収録の「白い紙飛行機」「一触即発」まで、気合のこもった演奏が続く。最大の聴きものは、YO-KINGと藤巻がボーカルを分け合った「素晴らしきこの世界」だ。

ボブ・ディラン風のプロテストソングの形を取った、シリアスだが愛にあふれた長い曲を、踊ったり拳を上げたり、思い思いのリアクションで受けとめる観客。この曲をリクエストしたのは藤巻だ。

「フェス向きの曲じゃないのに、こんなに盛り上がるとはね。藤巻さすがです。みなさんさすがです」(YO-KING)

ラストは代表曲「サマーヌード」で楽しくお別れ。

ノリにノったソロを聴かせる桑原あいをはじめ、Mt.FUJIMAKIバンドのテンションの高さは普通じゃない。

ミュージシャンも観客も興奮しっぱなし、素晴らしきこの時間。

「いよいよ最後のステージになりますけれども、最後まで楽しんでいってください」

西の山すそに残った薄明りで、富士山が神々しいほどに雄大なシルエットを見せる中、フィナーレを飾るのは、藤巻亮太のバンドセットだ。

豪快にロックするMt.FUJIMAKIバンドの演奏に乗せて「紙飛行機」を歌い、ゆったり大らかなリズムに乗って「太陽の下」を歌う。

10年前、ソロ活動を始めた当時の思いを語り、人との調和と、個人の衝動と、せめぎあいの中から生まれたという「オオカミ青年」を歌い、「名もなき道」を歌う。

どの曲も、ソロデビュー10周年の今年、Mt.FUJIMAKIで歌う意味を噛みしめながらの、心をこめた熱演だ。

「古い言葉で、素晴らしい場所という意味の「まほろば」という言葉があります。今ここにみなさんがいる景色が、まさに、まほろばだなと思います」

「まほろば」、「南風」、そして「雨上がり」。

後半は、明るいアップテンポの楽曲を連ねて一気に飛ばす。

スタンディングエリアでは、肩車に乗った小さな子供たちが何人も、音楽に合わせて楽しそうに手を振ってる。

彼ら、彼女らはいつかこの光景を、どんな気持ちで思い出すだろう。

このまほろばの、一体感に満ちた光景を。

10周年イヤーの内にニューアルバムを出します、という力強い宣言を経て、いち早く披露した新曲「Sunshine」。

いつの日かまた会おう、笑顔のままで。

そんな歌詞が、フェスの締めくくりにふさわしい。

そしてもう1曲、最後にこの曲を聴かなければMt.FUJIMAKIは終われない。

アンコールを飾る「3月9日」は、観客が灯すスマートフォンのライトのあまりの美しさに、藤巻亮太が声を詰まらせて歌えなくなる、予期せぬハプニングで、忘れがたい名シーンになった。「ライトを振るなら振るって言ってね。感動しちゃった」。

照れ笑いを浮かべる藤巻に送られる、愛情あふれる盛大な拍手。

最後まで残ってくれたMONGOL800と小山田壮平を加えた、記念撮影にあふれる笑顔、笑顔。

最高のロケーション、アーティスト、観客と共に、大自然の中で音を楽しんだ2日間。

3年振りに戻って来たこの場所は、やはりMt.FUJIMAKIの聖地であり、故郷であり、まほろばだった。

自らがオーガナイザーを務めるMt.FUJIMAKIを無事に終え、フェス内で発表となったアルバムへの期待も高まるばかり。

来年以降のMt.FUJIMAKIの開催と共に、今後の藤巻亮太の活動にも注目してほしい。

Text by Hideo Miyamoto
Photo by Ryo Higuchi、SARUYA AYUMI (MONGOL800)

Mt.FUJIMAKI 2022 セットリスト

10月1日(土)

■藤巻亮太(acoustic)
1. 雨上がり
2. 朝顔
3. 光をあつめて
4. マスターキー
5. 3月9日

■竹原ピストル
1. おーい!おーい!!
2. ギラギラなやつをまだ持ってる
3. LIVE IN 和歌山
4. よー、そこの若いの
5. みんな~、やってるか!
6. ファイト! ※カバー
7. 落陽 ※カバー
8. 朧月。君よ、今宵も生き延びろ。
9. Forever Young

■橋本絵莉子
1. 新曲(インスト)
2. かえれない
3. 宝物を探して
4. 恋愛スピリッツ
5. あ、そ、か
6. 今日がインフィニティ
7. ワンオブゼム

■中島美嘉
1. HELLO
2. 真冬のハーモニー
3. 桜色舞う頃
4. ORION
5. 僕が死のうと思ったのは
6. 雪の華
7. GLAMOROUS SKY

■岸谷香
1. 世界でいちばん熱い夏
2. Diamonds〈ダイアモンド〉
3. STAY BLUE
4. ミラーボール
5. M
6. ハッピーマン
7. パパ

■奥田民生
1. 愛のために
2. 人の息子
3. 粉雪(レミオロメン)
4. ヒゲとボイン
5. すばらしい日々
6. さすらい
7. イージュー★ライダー

10月2日(日)

■Salyu(×salyu)
※配信&アーカイブはございません。
1. 朝の讃美歌~アレルヤ
2. ただのともだち
3. Sailing Days
4. インシンシアラブ
5. what was there
6. 天使と羊飼い
7. to U
8. 回復する傷

■Saucy Dog
※配信&アーカイブはございません。
1. リスポーン
2. 雷に打たれて
3. ゴーストバスター
4. シンデレラボーイ
5. メトロノウム
6. BLUE
7. 優しさに溢れた世界で
8. Be yourself

■小山田壮平(band set)
1. アルティッチョの夜
2. 旅に出るならどこまでも
3. 1984
4. スライディングギター
5. 恋はマーブルの海へ
6. スランプは底なし
7. ベンガルトラとウィスキー
8. 16
9. 投げKISSをあげるよ

■MONGOL800
1. あなたに
2. PARTY
3. 大迷惑(short)※カバー
4. 青春狂騒曲~OKINAWA CALLING
5. 琉球愛歌
6. 小さな恋のうた
7. DON’T WORRY BE HAPPY

■真心ブラザーズ
1. 拝啓、ジョン・レノン
2. BABY BABY BABY
3. どかーん
4. 白い紙飛行機
5. 一触即発
6. 素晴らしきこの世界
7. サマーヌード

■藤巻亮太(band set)
1. 紙飛行機
2. 太陽の下
3. オオカミ青年
4. 名もなき道
5. まほろば
6. 南風
7. 雨上がり
8. Sunshine

EN:3月9日